2025.02.10おすすめ情報
ホテルでのパーティーや食事会などに招待された際、『ドレスコード』がある場合に何を着ていけばいいのか迷った経験はありませんか?
特に主役でない場合、男性のスーツはどこでも通用しそうな気がしますが、ドレスコードにはスーツだけでは片づけられないさまざまな種類があります。
この記事ではホテルで開催されるパーティーの際、男性はどのような服装を選べばいいのか、ホテル指定のドレスコード、アイテムの選び方、シーン別の服装などについて紹介します。
ドレスコードを理解して、ラグジュアリーなパーティー気分を味わいましょう。
ホテルでのパーティーや結婚式などでは男女を問わず、パーティーを一緒に楽しむ他の人たちに失礼のないよう、服装を選びます。
まずは、ホテルのパーティーでの、男性の服装選びについて基本的な考え方を紹介します。
『ドレスコード』とは、ホテルなどで開催されるパーティーや結婚式などで雰囲気を壊すことのないよう、相応しい服装を選ぶためのルールです。
ドレスコードの種類は以下の通りです。
・フォーマル
・セミフォーマル
・インフォーマル
・スマートエレガンス
・カジュアルエレガンス
・スマートカジュアル
・ビジネスアタイア
これらのドレスコードを把握しておけば、どこに招待されても慌てることはありません。
男性のドレスコードは、スーツやジャケットが一般的で、女性のファッションと比べると幅が広くないため、基本を踏まえやすいといえるでしょう。
基本が明確であるため厳格に感じられる傾向がありますが、NGであるとされるポイントに気をつければ、ドレスコードでの問題は起きにくくなります。
基本を押さえて、相応しい着こなしでパーティーを楽しみましょう。
ホテルのパーティーや結婚式に招待される際に「平服でお越しください」とある場合、普段着ているビジネススーツがNGの場合があります。
平服とは「正式な礼服でなくてもいい」という意味であり、ドレスコードを指定していないように聞こえますが『インフォーマル(略礼装)』を指しています。
以下にそれぞれのドレスコードについて詳しく紹介するため、インフォーマルについても理解して服装を選びましょう。
ホテルで開催されるパーティーや結婚式で指定されるドレスコードについて紹介します。
結婚式は特に、ゲストによって一定のルールがあります。
具体的な服装の他に着用シーンなどについて、ぜひ参考にしてください。
フォーマルは『正装』または『正礼装』といい、結婚式での主役である新郎や父親・媒酌人、国家式典など、格式の高い会場が着用シーンとなります。
開催時間が昼か夜かでも選ぶ服装が変わります。
着用例は以下です。
<昼>黒のモーニングコート
<夜>燕尾服
※ドレスコードが『ホワイトタイ』とあったら燕尾服
<和装>黒の紋付羽織袴(新郎新婦の父・媒酌人が着用)
和装と洋装で格の違いはなく、また和装は時間帯での装いの違いはありません。
他にも、新郎新婦の親御さんは両家で格を揃えるのが一般的です。
和装や洋装の違いや、最近はカジュアルウェディングも多く見られるため、両家のバランスを考えた場合、新郎新婦を通して両家で服装の確認をしておくとバランスがとれて安心です。
セミフォーマルは『準礼装』のことで、結婚式や披露宴の親族やゲスト・記念式典や祝賀会の主賓・卒業式の親御さん・オペラ観劇なども着用シーンとなります。
セミフォーマルはホテルの他にも、高級レストランやクルーズ・カジノなどがあります。
着用例は以下です。
<昼>ディレクターズスーツ
<夜>タキシード
※ドレスコードが『ブラックタイ』とあったらタキシード
<昼夜通して>ブラックスーツ(礼服)
ディレクターズスーツとは、黒のジャケットとストライプドトラウザーズと呼ばれる黒とグレーの縦縞のパンツの組み合わせの礼服です。
結婚式でのゲストはセミフォーマルより、次に紹介する『インフォーマル』が一般的です。
インフォーマルとは『略礼装』のことで、結婚式や披露宴の一般ゲストやパーティー・身近なところで七五三やお宮参り・発表会などが着用シーンです。
インフォーマルは時間帯問わず着用可能です。
着用例は以下です。
・ブラックスーツ(礼服)
・ダークスーツ。明るい色や派手な色は避ける
・シャツは基本的に白無地
・ネクタイは必須。
ベストは必ずしも必要ではありませんが、あるとフォーマル感は上がります。
「平服でお越しください」といわれたら選ぶのがこのインフォーマルです。そして礼装はインフォーマルまでです。
スマートエレガンスは『準略礼装』と呼ばれている、結婚式の二次会やリゾート挙式・カジュアルウエディングなど、格式張らないパーティーが着用シーンです。
定義が厳密ではない、ドレスアップを意識するためのドレスコードといえます。
着用例は以下です。
・ダークスーツ
・白いシャツとネクタイ
・革靴
フォーマルに近いドレスコードで、インフォーマルに準じた服装ですが、華やかでドレッシーな服装を意識します。
ネクタイにきれいめの色を差したり、光沢があるものもOKです。
カジュアルエレガンスはスマートエレガンスよりもカジュアル寄りのドレスコードです。
着用シーンはスマートエレガンスとほぼ同様で、迷ったらスマートエレガンスを選べば失敗しません。
着用例は以下です。
・ダークスーツ……スマートエレガンスに華やかさをプラス
・カラーシャツにネクタイ
・光沢のある靴など
カジュアル寄りといってもデニムや派手な色柄、Tシャツなど、本当にカジュアルなコーディネートをするという意味ではありません。
スマートカジュアルはドレスコードとしての明確な定義はありませんが、日常着とフォーマルの中間の位置づけである、きちんとした印象のある服装のことです。
会食や同窓会・会社のパーティー・身近なところでは父兄参観日などが着用シーンです。
着用例は以下です。
・ジャケット+パンツ
・ノーネクタイが可の場合もある
・靴はレザースニーカーなども可
普段着とは違うお出かけ着やよそ行きといったイメージで、上品さのあるコーディネートを心がけます。
ビジネスアタイアはビジネス色の強いイベントでのドレスコードですが、きちんとしたビジネススーツを基本に華やかさを添えましょう。
企業レセプションや創立記念パーティー・株主総会などが着用シーンです。
着用例は以下です。
・上下セットのビジネススーツ
・淡い色・ストライプ柄などのシャツで華やかさを
・ポケットチーフやカフスボタンでアクセント
普段仕事で着ているスーツを華やかなパーティー仕様に変身させましょう。
ドレスコードは服だけにあるのではなく、装いの全てにあります。
ホテルでのパーティー時の、服に合わせるアイテムの選び方を紹介します。
フォーマルからスマートエレガンスまではシャツは白を基本にして、無地にしておくと間違いがありません。
二次会・カジュアルパーティーなどのドレスコードがカジュアルエレガンスやビジネスアタイアの場合は、シャツに色味や多少の柄があってもOKです。華やかさを添えましょう。
カジュアルエレガンスは、ジャケットのインナーにポロカラーやスタンドカラー、きれいめのカットソーやミドル・ハイゲージニットなどもおすすめです。
カジュアルエレガンスは自由度が高く、シャツジャケットや薄手のブルゾンなどでも十分上品に見せることができるためジャケットも厳格なルールと捉える必要はありません。
スマートカジュアル以外にはほとんどのドレスコードでネクタイが必要ですが、ネクタイの色や柄についてはさまざまなルールがあります。
結婚式の定番といえば白・シルバー・グレーなど無地が重宝しますが、派手でなければドットやストライプなど目立ちにくい柄もOKとされています。
フォーマルシーンに欠かせないポケットチーフは、結婚式では白が主流です。素材は麻か絹がおすすめで、麻が格上です。
またスマートエレガンス以下ではネクタイに光沢のあるパープルやイエローなどを選んでもいいとされているため、ポケットチーフをネクタイに合わせるとバランスがよくおすすめです。
柄や色などの他に、ネクタイピンなどで華やかさを添えるのは、結婚式でもOKです。
男性のドレスコードに合わせる靴は種類が多く、シーンによって選んで履きこなす必要があります。
男性のシーン別の靴の選び方は以下です。
<フォーマル>
ストレートチップ
レースアップ(内羽根)
モンクストラップ
ホールカット
サイドエラスティック
エナメル
<セミフォーマル>
ウィングチップ
プレーントゥ
<インフォーマル以下>
Uチップ・Vチップ
ローファー
バイカラー
スウェード素材など
フォーマルは黒の革靴が基本で、茶色は結婚式の二次会やカジュアルなパーティーなどインフォーマル以下で選びましょう。
白い靴はスマートカジュアル以下でレザースニーカーなど上品な素材ならOKです。
結婚式にはバイカラーの靴は「別れ」をイメージさせるため控えましょう。
靴下に関しては、ドレスコードがあるシーンやビジネスシーンでも白い靴下はNGです。
結婚式をはじめとして、昼や夜・立食など、装いを選ぶ際に重視したいシーンの特徴があります。
シーン別の服装選びについて紹介します。
男性の結婚式のドレスコードについては紹介してきましたが、ここでは一般的なゲストのドレスコードである、結婚式のインフォーマルについて改めてまとめてみます。
・礼服のブラックスーツまたはダークスーツ
・シャツは白の無地
・ネクタイは白・シルバー・グレーなど淡色。白黒の縞や小さなドット柄などもOK
・ポケットチーフ。麻か絹の白無地をスリーピークス(3つ角が見える)で挿す
・靴は黒のストレートチップかプレーントゥ。靴下は黒。蛇革やワニ革などは避ける
黒いネクタイは喪服を、アニマル柄は殺生を連想させるとしてマナー違反となります。
結婚式は他のパーティーとは違う独特の部分をポイントとして押さえておきましょう。
立食パーティーの際はドレスコードがあればそれに従いますが、ない場合はジャケットを必須として、インフォーマルかスマートカジュアルで選びましょう。
装いも大切ですが、立食パ—ティーとなると長時間立ちっぱなしとなるため、履きやすい靴か履きなれている靴を選ぶと楽です。
立食ではお皿やグラスを持ち歩き、小さなクラッチバックでも手が塞がってしまうため、荷物は名刺やスマートフォンなどポケットに入る範囲にとどめ、手を開けておきましょう。
他にも、料理を取り分けることを考えると、汚れがついても目立たないような色のジャケットを選んだ方が安心です。
目的に合わせ工夫しながらも、上品な装いを心がけましょう。
招待された場合に、フォーマルがセミフォーマルのドレスコードがあった場合は時間帯に注意しましょう。
例えばフォーマルの場合、以下の時間帯で装いが変わります。
・昼(〜18時まで)……モーニングコート
・夜(18時以降)……燕尾服
・夕方から夜(18時頃から夜にかけて)……タキシード
現在、燕尾服はあまり着られることがなくなって、タキシードが夜のフォーマルとなっています。
セミフォーマルの場合は以下です。
・昼(〜18時まで)……ディレクターズスーツ
・夕方から夜(18時頃から夜にかけて)……タキシード
・昼夜通して着られる……ブラックスーツ
ディレクターズスーツはブラックスーツより格上で、結婚式では一般ゲストよりも新郎新婦の兄弟や職場の上司などが着用します。
セミフォーマルで着用するブラックスーツは一般的な黒いスーツとは違ういわゆる『礼服』です。お葬式と併用できるため、1着は持っておきましょう。
ホテルでのパーティーで着用する服を選ぶ際、上で紹介してきたこと以外にも以下のような注意点があります。
・夏でもジャケットは脱がない
・ボタンダウンシャツは避ける
・体型に合わせる
夏は暑くてもジャケットは脱ぎません。シャツを半袖にするのもNGですが、ベストを着用しているとジャケットを脱ぐことができるため取り入れることをおすすめします。
ボタンダウンのシャツはビジネスシーンで見かけることがありますが、カジュアル感が強いため、パーティーではマナー違反です。スマートカジュアルではOKです。
他にも、体型に合っていない服装は、大きめの場合は着られている感じがする、小さめの場合は引っ張りジワが窮屈に見えるなど、デザイン性や清潔感にもいい影響がありません。
決められた範囲内でも上品に美しく見せるためには、ちょっとした気遣いや正しいルールをしっかり守ることが大切です。
女性よりも幅が狭いと思われがちの男性の服装ですが、ドレスコードに関してはOKとNGが明確で理解しやすいといえるでしょう。
センスが問われる男性のドレスコードを、素敵に着こなしてお出かけください。
ホテルメトロポリタンでは、厳格なフォーマルに身を包んだ男性にもドレッシーで華やかな男性にも相応しい、さまざまな空間をご用意してお待ちしております。
思い出のひとときをお客様とともに演出するホテルメトロポリタンでのパーティーを、節目節目にぜひお楽しみください。
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