2025.02.07おすすめ情報

ホテルでのパーティー!女性の服装をドレスコード・アイテム・場面別に紹介

目次

ホテルでのパーティーやイベントに招待されたとき、どんな服装をしていけばいいか迷う女性は多いでしょう。

ドレスコードが指定されていればいいのですが、何も指示がない場合、何を着ていったらいいのでしょうか?

この記事では、ホテルを訪れる際の服装選びの基準や、ドレスコードの詳細・合わせるアイテムの選び方・シーン別の服選びなどを紹介します。

基本を理解しポイントを押さえて、ドレスコードを楽しみましょう。

ホテルでのパーティー・イベントの服装選びの基本

ホテルでのパーティーやイベントでの服選びの基本を紹介します。

ドレスコードがなぜあるのか、ホテルが示す「平服」の本当の意味、日本独自の着物の位置付けなど、基本的な考え方からホテルの服装選びに近づいてみましょう。

ホテルの雰囲気を保つためのドレスコード

『ドレスコード』とは、場面や時間帯・場所などにふさわしい服装のことで、その場の雰囲気を乱さないためのマナーとして設けられています。

ハイグレードと呼ばれる高級ホテルや五つ星ホテルの場合、利用するレストランにはそれぞれドレスコードがあります。

TPOにふさわしい服装は大人の一般常識といえます。場の雰囲気を壊さないために、基本的なルールを前もって確認しておきましょう。

「平服でお越しください」は要注意

結婚式などの招待状に書かれていることがある「平服でお越しください」は、普段着でいいという意味ではありません。

この場合は「正式(フォーマル)でなくてもいい」程度の意味のため、最もポピュラーな礼装である『インフォーマル』が正解です。

着物の対応シーンは幅広い

着物もドレスコードに対応できますが、洋装とは違い、着物は昼と夜で装いを変える必要はありません。

また、ブライダルフェアのようなはっきりとしたドレスコードが分からないケースでも、紋のついてない付け下げや小紋などで失礼のない対応ができます。

付け下げや小紋は対応できるシーンが幅広く安心です。

ホテル指定のドレスコード

実際にホテルが指定しているドレスコードがどういう服装を指すものか、詳細を紹介します。

女性は着用できる服装の幅が男性より広いため選ぶ楽しみがありますが、男性よりも未婚や既婚・立場などでの制約があるため注意が必要です。

なお、結婚式のゲストにおいてはドレスコードが礼装以下の場合でも全身黒や白はマナー違反となります。

ドレスコードを把握すれば場の雰囲気を大きく壊すことはないため、お呼ばれに戸惑うこともなくなるでしょう。

フォーマル

フォーマルは日本語で『正礼装』または『正装』のことで、結婚式での新郎新婦・親・媒酌人や、国家式典などが主な着用シーンです。

場所は超高級ホテル内や世界的に有名なレストラン・結婚式場などです。

着用例は以下です。


・新郎新婦の母・媒酌人は黒ロングドレス
・アフタヌーンドレス


・新郎新婦の母・媒酌人は黒ロングドレスで肩を出してもOK
・ゴールドのアクセサリーやコサージュをプラスするなどアレンジ

イブニングドレス
・和装
・新郎新婦の母・媒酌人は黒留袖
・未婚女性は振袖
・既婚女性は留袖

新郎新婦の親御さんは両家で格を揃えます。和装と洋装でも正礼装に格の違いはありませんが、気にする人もいるため、新郎新婦を通して服装の確認をお互いにしておくと安心です。

セミフォーマル

セミフォーマルは『準礼装』といい、着用シーンは格式が高いイベントである結婚式の親族等やゲスト・披露宴のゲストや記念式典や祝賀会の主賓・卒業式の親御さんなどです。オペラ観劇などもセミフォーマルです。

場所は高級レストランやクルーズ・カジノ・ホテルなどでの結婚式や披露宴・式典など格式のある会場になります。

着用例は以下です。
・昼……セミアフタヌーンドレス
・夜……セミイブニングドレス

結婚式や披露宴でのゲストの中ではかしこまった服装であるセミフォーマルは、一般ゲストが着用する機会はそれほど多くなく、次に紹介する『インフォーマル』の方がポピュラーです。

インフォーマル

インフォーマルは『略礼装』のことで、昼・夜を通して着用可能です。

結婚式や披露宴の一般ゲストとしての参加やパーティー・お宮参りや七五三・発表会・レストランなどのウェディングなどが着用シーンです。

着用例は以下です。
・ワンピース……花柄や柄物もOK。膝下丈または膝丈
・スーツ……パンツスーツもOK

エレガントでドレッシーな雰囲気を意識します。

スーツはパンツスーツでも問題はありませんが、スカートの方が格が上です。雰囲気を壊さないよう気をつけましょう。

「平服でお越しください」といわれた場合はこのインフォーマルが該当します。そしてここまでが『礼装』といわれるカテゴリーです。

スマートエレガンス

スマートエレガンスは『準略礼装』とも呼ばれ、フォーマルに近いドレスコードといえます。結婚式の二次会やお披露目パーティーのゲストなどが着用するシーンです。

厳密な基準の定義はありませんが、パーティーなどの催しでのドレスアップを意識したドレスコードです。

着用例は以下です。
・決まったスタイルがない
・肌の露出を控えて上品なドレスアップ
・エレガントで華やかなワンピースやスーツ

インフォーマルに準じた服装ですが、より華やかでドレッシーなものを指します。

カジュアルのなかで最もフォーマルに近い服装で自由度が高いですが、カジュアルになり過ぎないよう心がける必要があります。

カジュアルエレガンス

カジュアルエレガンスは、スマートエレガンスよりも若干カジュアル寄りの装いのドレスコードですが、着用シーンとしてはスマートエレガンスとほぼ同様です。

しかしカジュアルといってもデニムやスニーカーに見られるような本当のカジュアルコーディネートに寄っていいというものではありません。

着用例は以下です。
・華やかさ・ドレッシーさのあるワンピース
・パンツスタイルもOK

迷う場合はスマートエレガンスの装いにすれば失敗にはなりません。

スマートカジュアル

スマートカジュアルは、ドレスコードとしてははっきりした定義がされていませんが、日常着とフォーマルの中間くらいに位置する、きちんとした印象に見える服装です。

予約制レストランのランチ会やママ友会・参観日などの学校行事や美術館など、きちんと感を出したい着用シーンで登場します。

着用例は以下です。
・ワンピース
・トップス+スカート
・トップス+パンツ

ドレスコードの中ではもっともカジュアルに近い服装ですが、お出かけ着やよそ行きといった、普段のカジュアルファッションをきれいめにコーディネートするイメージです。

身体に沿いすぎたり、反対に緩すぎたりするような服装は避け、ストッキングやパンプスを履くなど、上品さを忘れないコーディネートが必要です。

服装に合ったアイテムを選ぶ

お呼ばれした会場の雰囲気に合ったドレスコードには、バッグや靴を選ぶ際のマナーもあります。

ドレスコードによる服装に合ったアイテムの選び方を紹介します。

バッグ

ドレスコードの服装には大きな荷物はふさわしくないため、華やかなパーティーバッグやクラッチバッグなど、小ぶりなバッグを装いの一部として持つのが正解です。

パーティーは華やかな場所であり、そこにトートバッグやエコバッグなど、荷物を入れて歩く目的のようなバッグはブランド品でも持つものではありません。

やむを得ず会場にカジュアルなバッグを持って行った場合は、クロークに預けておきましょう。

ドレスコードの服装の場合、選ぶ靴はヒールが3cm程度のパンプスが基本です。

ロングドレスにはつま先の尖ったポインテッドトゥパンプスを合わせて脚長効果を、ストラップシューズで足首を細く見せるなど、服装に合わせてより良く見えるパンプスを選びましょう。

色に迷ったときは、バッグや羽織りものの色と合わせて統一感を出すとまとまります。

露出が多くなるミュールやつま先が出ているサンダルは場に合わず、ブーツはカジュアルであるため、ホテルでのイベントにはNGです。

ストッキング

パンプスには、季節を問わず肌色に近い色のストッキングを履くのを忘れないでください。

素足やタイツ・網タイツは場に相応しくないとされています。

黒いストッキングはマナー違反ではありませんが、お葬式を連想させるため、結婚式などではNGであり、パーティーなどでも避けた方が無難です。

逆にお葬式の場合は透け感のある黒ストッキングがマナーです。

アクセサリー

ドレスコードに従う場合、アクセサリーにも一定のルールがありますが、せっかくのイベントを華やかに楽しめるものを選びましょう。

ドレスコードの服装に合わせるアクセサリーを選ぶ際の、主な注意点は以下です。

・結婚式
  白のパールがおすすめ
  黒パールもOKだがお葬式を連想するため結婚式には適さないと感じる人もいる
  ファーや革製品・アニマル柄などは殺生を連想させるためNG
・綿や毛糸粗材のものなどは毛が飛ぶため食事の場には相応しくない
・昼のキラキラする華美なアクセサリーは写真写りに影響するためNG。夜ならOK
・和服でのフォーマルはアクセサリーを着けない

結婚式は主役が花嫁のため細かい制約がありますが、TPOに合わせて装うことは会場に華を添えることになるため、大いに楽しんでアクセサリーを選びましょう。

シーン別の服選び

結婚式を初めとして、シーンに合わせて選びたい服装もあります。

シーン別の服選びのポイントを紹介します。

結婚式

結婚式のゲストのドレスコードについては上でも紹介しましたが、ここで再度まとめてみましょう。

・白がメインのコーディネートはNG
・黒のコーディネートは華やかさをプラスしアイテムで差し色をするなどすればOK
・ワンピースやドレスが基本
・柄物は避ける
・過度な露出は避ける
・ファー素材や革は殺生を連想させるためNG

ドレスコードがフォーマルのパーティーは他にもありますが、結婚式に関しては主役である花嫁に失礼のないよう、以上のようなポイントを押さえて気をつけましょう。

立食パーティー

立食パーティーの場合、長時間立ちっぱなしになったり料理を取り分けたりする場面があることを考えると、動きやすさを重視したい人は少なくないと思います。

ドレスコードがある場合は沿った服装で参加しますが、特に指定がない場合は主催者や会場に問い合わせると安心して選べます。

立食パーティーでは以下に気をつけたコーディネートがおすすめです。

・靴は履きなれていてかかとの高すぎないもの
・袖や裾が長すぎない
・袖が膨らんでいないもの、袖口が大きく開いていないもの
・手が塞がるためショルダータイプのバッグを選ぶ
・長い髪は邪魔にならないようにアップやハーフアップにスタイリングする
・装飾品は引っかかったりぶつかったりしないよう控えめなもの

立食パーティーでは定番のワンピースの他にも、セットアップ・パンツドレスなどが動きやすさを兼ね備えたおしゃれな着こなしを楽しめます。

ランチ

ホテル内のレストランのランチのドレスコードはスマートカジュアルが主流で、ディナーほど厳しく設定していないところがほとんどです。

普段着とフォーマルの中間くらいの位置づけのスマートカジュアルは、フォーマルやセミフォーマルほどの堅苦しさはなく、パンツスタイルや柄物もOKです。

素材や色など厳密な決まりはありませんが、カジュアルすぎず露出は控えめ、ボディラインは強調せず、派手なアクセサリーなどを使用しないなどが基本です。

きちんと感のあるきれいめのワンピースやジャケット・セットアップなどで上品に装いましょう。

ディナー

格式のあるホテルのレストランのディナーや料亭での食事では、ランチとは異なりフォーマル寄りのドレスコードをしっかりと意識したスタイルを選びましょう。

フォーマルやセミフォーマルの指定があればそれに沿った服装を選びます。

ドレスコードがない場合は、カジュアルエレガンス・スマートエレガンスのどちらかが相応しいでしょう。

移動の際に着ているアウターもドレスコードに相応しいものを選びましょう。カジュアルなものを着ているとドレスコードに抵触する場合があります。

また、夜の食事のためアクセサリーなど華やかさが欲しいところですが、ネックレスは食事がしやすくなるよう短めのものがおすすめです。

まとめ

ドレスコードはその場の雰囲気を一定に保つためのもので、安心してパーティーを楽しむための大人のマナーです。

制約として捉えるのではなく、その場に相応しいおしゃれを楽しむための基準として理解しましょう。

ホテルメトロポリタンでは、ウェディングはもとより、宴会・レストラン&バーなど、美味しい料理とお飲み物、そして非日常を感じさせる空間をご用意してお待ちしております。

お客様の装いに応えるラグジュアリーなひと時をホテルメトロポリタンでお過ごしください。

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